2011年12月アーカイブ

Q . 休みの日、睡眠時間はどのくらい?

 

1 → いつもより早く起きる。

2 → 1~2時間くらいは長く寝る。

3 → 3時間以上たっぷり寝だめする。

 

 

A .一番いいのは 2!

休日は心ゆくまで朝寝を決め込み、寝だめに励む。

これは逆効果です。平日より早く起きる必要はありませんが

普段より3時間以上睡眠時間を摂ってしまうと、平日の昼間に

眠気を覚えたり、悪くするとうつ症状が表れたりすることもあります。

また、一度週末に寝だめをすると、週明けの前半、夜早い時間に寝つけなくなります。

普段の睡眠時間プラス1~2時間くらいの誤差であればコンディションを保つことができます。

この週末はちょっぴり早めに起床時間をセットしてみては。

Q . ソファなどでウトウトしたらわざわざベッドに行かなくてもいい?

 

A→ ウトウトした状態でもベッドに向かう。

B→ 眠りのチャンス。そのままソファで眠る。

 

 

 

正解は A

テレビを見ながらソファでウトウト。。

「眠れるチャンスがあるのなら、それに越したことはないので

どんな環境でもどんな姿勢でも眠りを存分に貪るべき!」

残念ながらこれが大きな落とし穴です。

快眠するためには、寝姿勢はとても重要な条件。

基本的に横臥することが最低限必要です。

理由は、カラダを起こした状態ではどうしても足や手の末端の血液を

上に運ばなければならないからです。重力に逆らって血液を運ぶために

心臓は大きく収縮し、手足の血管も収縮します。この状態ではカラダを

目覚めさせる交感神経が活性化してしまいます。

また、寝返りを打てない状況で眠ると、同じ姿勢をとり続けることで

特定の血管が圧迫されてしまいます。また、寝返りが少なくなると

眠りの質が悪くなることも分かっています。

ソファなどで眠気を感じたら、即ベッドへ直行を心がけたいですね。

Q . 退社後に眠りを促しやすい過ごし方は?

 

1 → 習い事に行き、リフレッシュする。

2 → 程よい量のお酒を飲む。

3 → できるだけサングラスをかけて過ごす。

4 → 読書などをして静かに過ごす。

 

 

正解は 3 !

退社後にジムや英会話教室に行ったり、大好きな時代小説を読みふけったり、

趣味に没頭することはいずれも体や心のリフレッシュになりますが、

もし睡眠リズムの乱れにお悩みなら話は別です。

夕方以降の光の情報は、体内時計を後ろ倒しにしてメラトニン分泌を抑制してしまいます。

ですので、朝どうしても起きられなかったり、睡眠リズムを保てない場合は

夕方以降サングラスをして過ごすというのもひとつの手ですね。

気恥ずかしいかもしれませんが、実際に睡眠外来でもこの方法は薦められており、

サングラスをかけるだけでかなりの効果が見られるそうです。

 

 

 

 

大東寝具工業/油田

適正睡眠時間という定義は存在しないので、

人によって睡眠不足や不眠と感じる状態はさまざまです。

ですが不眠診断のポイントが二つあります。

ひとつは自分の日々の睡眠に満足していない。

もうひとつは日中に猛烈な眠気を感じたり、頭痛、イライラ、胃腸の不調を感じる。

時間だけはたっぷり寝ていても、この二つの条件に思い当たるなら、

それは不眠の可能性が高いです。

睡眠外来などの医師に相談を。

 

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代表的な4つの不眠症状

■熟眠障害・・・ある程度眠っても、ぐっすり眠った満足感がない

■入眠障害・・・寝つきが悪く、眠ろうとするとかえって目が冴えてしまう

■早期覚醒・・・早朝に目が覚めてしまい、二度寝ができない

■中途覚醒・・・眠りが浅く、夜中に何度も目が覚める

最近よく耳にする低反発、高反発マットレス。

どちらもウレタンフォームを素材として、体を面として支えるという考え方で、

マットレスと体の接触部を多くして、理想的な体圧分散をつくることが目的です。

その仕組みが低反発と高反発とでは真逆。

■低反発・・・反発力が低いので、体重や体温によってマットレスがゆっくりと体のラインに合わせて変形します。

■高反発・・・一瞬でマットレスが体のラインに合わせて変形します。さらに反発力で下からの力で体を支えます。

デメリットとしては、低反発は熱がこもりやすい、高反発は湿気がマットレスの底部に湿気がたまりやすい事が

あげられますので、通気性のよい場所で保管(収納)して下さい。

 

実際に2つのマットレスを試してみるとその使用感の違いに驚かされます。

みなさんはどちらが気に入るでしょうか・・

 

 

大東寝具工業/油田

 

 

 

あなたの睡眠時間はどれくらい?

調査によると日本人の睡眠時間は年々短くなっています。

1960年代には平均8時間以上でしたが、今や7時間前後

「えぇっ!平均は7時間も?」
7時間も眠ることができれば非常にラッキーという人が多いのではないでしょうか。

手元に睡眠時間と死亡率に関しての調査データ(Tamakoshi A. at al:27:51.2004)があります。

これによると最も死亡率が低い睡眠時間は7時間程度であることが示されています。

7hour.jpg

7時間前後を堺に、短い場合も長すぎる場合も死亡率が高いという調査結果となっています。

また、別のデータでは睡眠不足は肥満、糖尿病につながり易いことが判っています。

あくまで日本人の平均なので個人差はあります。
又、生活リズム、睡眠の周期や色々な要素が関連しますので絶対7時間!
ということはないでしょうが、不足も超過も良くない

つまり、睡眠不足も寝過ぎも、見直した方が良いということです。

                                  大東寝具工業/大東利幸

 

 

 

 

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