受験シーズン本番。
学習の質を高め、試験当日に最高のパフォーマンスを発揮するには、睡眠は極めて重要だよ。
睡眠の質と量を適切に管理することで、記憶の定着や集中力の向上が期待できるよ。
睡眠健康指導士として、効果的な睡眠戦略について紹介するね。
1. 記憶の定着には睡眠が不可欠
学習した内容を脳にしっかりと定着させるためには、十分な睡眠が欠かせない。
特にノンレム睡眠の深い睡眠段階では、海馬に蓄えられた情報が整理され、
大脳皮質に長期記憶として保存される。
このプロセスが十分に行われることで、翌日の学習効率も向上するよ。
2. 最適な睡眠時間とは？
個人差はあるものの、多くの研究では、6.5～8時間の睡眠が学習能力の向上に適しているとされる。
睡眠不足が続くと、記憶の固定化が妨げられるだけでなく、判断力や集中力の低下を招くため、
短時間睡眠に頼ることは避けるべきだね。
3. 就寝・起床のリズムを一定に保つ
体内時計のリズムを整えることは、睡眠の質を向上させる上で重要。
就寝・起床時間を一定にすることで、深い睡眠を得やすくなり、目覚めもスムーズになる。
特に、起床時間を一定にすることは、体内時計をリセットしてリズムを整えることに繋がる。
徹夜をすると体内時計が乱れ、本番で集中力が低下する可能性が高い。
4. パワーナップ（お昼寝・仮眠）の活用
午後の眠気対策として、12〜15時の時間帯に、
20分程度の短いパワーナップ（お昼寝・仮眠）を取り入れよう。
適切な時間帯の適切な長さのお昼寝は、注意力や記憶力の向上が期待できる。
ただし、30分以上の昼寝をしてしまうと、
深い睡眠に入りすぎて目覚めが悪くなるため、注意が必要だからね。
5. ブルーライトを避け、リラックスする
夜間にスマートフォンやパソコンのブルーライトを浴びると、
睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑制され、寝つきが悪くなる。
寝る1時間前には電子機器の使用を控え、読書や軽いストレッチをすることで、
リラックスした状態で眠りにつくことができるよ。
まとめ
受験勉強においては、学習時間の確保だけでなく、
睡眠の質を高めることが最終的なパフォーマンス向上につながるよ。
十分な睡眠時間を確保し、規則正しい生活リズムを整えることがポイントだよ。
大東寝具工業 睡眠健康指導士 大東利幸
