大東寝具工業は、寝具・寝装品を中心に、数え切れない程の試作をおこない
それらの種を育てて製品の開発を行なってきました。
その中の一つ、ビーズクッション tetra の誕生から現在までを綴りたいと思います。

時は、1991年、バブル経済が崩壊、日本は”失われた30年”に突入します。
又、ライフスタイルの変化に伴い、
住まいが洋装化。和室の減少が始まります。
当然、当時の我が社の主要アイテムであった座布団の需要も減り始めました。

最初の変化は、ゆっくりなので、当初は、その減少に気づきません。
鍋の中の茹で蛙と同じです。
2000年頃になると、ようやく、座布団の受注が以前より激減していることに気づき出しました。
それまで、毎年、夏用と冬用の入れ替えのご注文のあった
旅館や料亭からのご発注も激減し、畳の和室に椅子を置くというスタイルに変わっていきました。
個人のお家も同様です。地域のお客様からのご注文もメッキリ少なくなりました。
そんな状況になって、ようやくお尻に火が付きました。
大きな危機感に寒気を覚えました。
焦りもしました。
さて、どうするか、、、、つづく
大東寝具工業 大東利幸












