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「もうダメだというときが仕事のはじまり」
稲盛和夫さんの言葉だ。

正に、債務超過の危機に陥り、「もうダメだ」と落ち込んで
もがいた後に、ものの見方を変えることができ、
自社製品と自社ブランドを育てる方向に動き出せた。

たまたま、会社に立ち寄ってくれた、SOU・SOU若林社長
2階のフロアにあった、座・気ままに座ってくれて、
「これ、SOU・SOUでも扱いたい!」と製品の良さを認めてくれたのが大きかった。

この若林さんの一言がきっかけで、
伏見店の店頭と、WEBのアステ楽天店(当時の店名)だけで
細々と販売しているのは勿体ない。もっと可能性を探るべきだ!
と動き出したのだ。

丁度、京都商工会議所や京都市産業観光局などの産業支援機関が
京都の優れた鉱工業製品、産品、アイテムなどを
東京に向けて販路を開拓しよう!という施策を打ち出そうとしていたときだった。

その名も、「京もの販路開拓プロジェクト」(ダサいネーミングやけど、よく判る)

早く言えば、地方の中小企業が参加できる小規模事業者向けの展示会ビジネスのはしりだった。

これに参加して、大東寝具工業の営業史上、初めて東京に営業出張することになった。

2007年 東京青山のスパイラルホールでの共同展示会に出展した。
ここから、大東寝具工業のブランディングが始まった。

つづく

大東寝具工業 大東利幸

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