日本のソファ tetra はこちらから https://www.daitoushingu.net/category/ct485.html
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tetra 生き残りのため、他社と差別化を為すコラボレーションについては、いつもその機会を探ってる。
現在のブランド名 tetra と名付けた2009年。
コラボレーションというより素材のバリエーション強化の為に、
デニムの他、柔道着を tetra の外側シェル、つまりカバーにしたいなぁ。と思い立った。
デニム生地による製品化はスムーズに進められた。国産ジーンズのメッカ、岡山児島産デニムだ。
柔道着バージョンに使用する刺し子の生地も東海エリアの織元さんから調達できるようになり、
tetra JUDO として展開をした。
しかし、ある日、今後は生地の供給が出来ないとの連絡をいただき。代替生地を探すこととなった。
色々と探した結果、お隣の滋賀県高島に、柔道着の刺し子生地の織元さんが見つかった。
それもなんと、◎○△製として、オリンピックや国際的な試合にも着用される柔道着の素材生地だ。
◎○△製の生地素材とコラボレーションできる!と喜びを隠してサンプル分のオーダーをお願いした。
数日後、その織元さんから連絡が入り、◎○△の手前、◎○△以外には販売できない。
との断りの連絡が入った。
「残念、無念。」頭の中で、カラーになるまで、製品の佇まいをイメージしていたので、
ショックは大きい。その後は、岡山の帆布生地生産者さんから刺し子の生地を調達して凌いでいた。
たまたま、テレビの画面越しに、柔道の世界選手権を観ていたら、各国の選手の柔道着に◎○△と▪️d●d▪️▲のロゴ以外に、赤字のSというロゴが付いた柔道着を着用している選手がいる。このSはどこの柔道着かなぁ?と検索してみた。
結果、大阪は柏原の九櫻さんという武道着メーカーの柔道着も国際柔道連盟のオフィシャル柔道着であることが判った。同時に、その刺し子生地を使わせていただけないものかと、今度は伝手をあたりながら関係構築をしようと、あまりに慎重になり過ぎてしまい、あっという間に時間が経ってしまい、形に出来ずにいた。
ところが、昨年、九櫻さんをご紹介できます。という方のご来社により、話が一気に進み出した。

こうして、ご縁をいただき出来たのが 九櫻刺子 × tetra
強靭でもありながら、とてもしなやかな風合いと座り心地。

持ち手にも遊び心。九櫻謹製の黒帯を配する。
思い続ければ、叶う。
つづく
大東寝具工業 大東利幸












