本日、1月28日。64歳になった。
年を重ねるほど、「何を得たか」よりも、
「何を磨いていくか」を問われている気がする。
誰でも知っている論語の一節、
「子曰わく、吾十有五にして学を志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。……」
そして続く言葉が、「六十にして耳順う」。

“耳順う”とは、人の言葉が素直に耳に入ってくる境地、
相手の言葉をそのまま受け止められる境地だとされる。
けれど正直に言えば、私はまだ「耳が順う」には程遠い。
相手の言葉を聞きながら、自分の都合で解釈していたり、反論を用意していたり、結論を急いでしまったり。
よく、相手の言葉を遮ってしまう。そんな利己的な自分が顔を出す。
だからこそ、この年になって改めて思う。
“耳順う”は、年齢で自動的に到達するものではなく、
日々の心の訓練と成長で近づいていくものなのだと。
利他の心も同じ、
「そうありたい」と願うだけでは、身につかない。言葉よりも行動で体得するしかない。
相手の立場で考える。相手の時間を大切にする。相手の成果を喜ぶ。
困っている人に先に手を差し伸べる。
小さくても、今日できる利他を一つ増やす。その積み重ねが、自分を少しずつ変えていく。
64歳。まだまだ道半ば、
伸びしろも自分でつくって、埋めていかねば。
今日からまた一年。
“耳順う”に一歩近づくように、利他の心を高め、
行動で示せるように歩みを進めていきたい。
大東寝具工業 大東利幸












