日本のソファ tetra はこちらから https://www.daitoushingu.net/category/ct485.html
前回、第3話はこちらから https://www.daitoushingu.com/blog_post/2025_0822/
新しい座る道具のテーマは決まりました。
「床の上で使えて、座り心地の良い座具」
どうせなら、下半身だけでなく、腰の上部くらいまでもたれられないか、
という考えも出てきたので
自ら、ミシンを操り試作をしてくれる、
実母である会長に追加のお題として出しました。
言うのは易し。要望を出すのは簡単ですが

”楽観的に発想し、悲観的に計画し、楽観的に行動する”に倣い、
私は、アイデアと要望ばかり会長に押し付ける役回りに徹底しました。
その要望を聞き入れて、
会長が、ミシンで色々な試作をしてくれました。
俵型、円形、レンガ型、しずく型、、、それらの側に
中材として、ビーズを入れたり、わたを詰めたり、新聞紙を丸めて詰めたり、、、
当時、既に存在していた、モチモチのビーズクッションを購入して、その中材を入れたりもしました。
時間の経つのは早く、考え出してから1年ほど経過してしまいました。
諦めかけていた時、会長が、ある物を手にして私のところにやってきました。
「これ、どうやろ」と。
その、ある物の開口部を縦に塞いでみせてくれました。途端、ピンと来ました。
座布団を縫製する手順と工程数も変わらないし、
違うのは、最後の1辺の縫い方の方向を変えるだけ。
それで、座布団が立体的になる!
「これならいける!」ビビッときました。大きく頷いた瞬間でした。
ある物とは・・・
つづく
大東寝具工業 大東利幸












