朝の散歩は、日々のリズムを整える大切な時間、
この日は、愛犬と伏見港公園へ向かった。
伏見港公園を抜けて、土手沿いを歩いていると、
そこには新たな観光船の船出を祝う光景が。

これは、かつての「三十石舟」に代わって運航が始まった観光船「淀川舟運」の初航式の模様。
当時の三十石舟は、私の生まれた頃に途絶えたと聞かせれた記憶がある。
つまり、60数年振りの復活になるのかな。
淀川の舟運と言っても、ここからしばらくは、まだ宇治川。
淀川の舟運は、京都・伏見と大阪をつなぐ水の道として、江戸時代から続く重要な交通手段だった。
上方と呼ばれた大阪から三十石舟で運ばれてきた荷物は伏見港で小ぶりな高瀬舟に積み替えられ、
京都を南北に貫く高瀬川を綱に繋がれた複数の高瀬舟を曳き子と呼ばれる男衆が引き、京都の町を上り下りした。
その高瀬川、ベトナムとの朱印船貿易などで財をなした、豪商、角倉了以が私財を投じて開削した。
と、小さなときに習った。
かつての三十石舟のように、人々を乗せて流れるその風情が復刻されたと言える。
何気ない朝の散歩の中で、新たな取り組みや文化の息吹にふれることができる。
そんな町、伏見。
淀川舟運についてはこちら
https://totteoki.kyoto.travel/events/8817/
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