一昨日、とても嬉しい出来事があったよ。
およそ25年ぶりに、以前お世話になったお客様がご来店くださったのだ。

店舗メンバーから、以前に私が担当したお客様がご来店されているので、
直ぐにフロアに来てください。とコールがかかり、ご挨拶させていただく。
その時点では、お名前は聞かされていなかった。
最初はすぐに記憶が結びつかなかったのだけれど、
少しお話をするうちに、お名前も当時のやり取りも鮮明によみがえり
「◎◎様、ご来店くださいまして有難うございます。」と改めてご挨拶させていただくと
「すごい!憶えていてくれて嬉しい」と、非常に感激されていた。
25年前、京都市内を一望できるリビングの大開口部のカーテンなど、
ご自宅の暮らしに関わる品を選ぶお手伝いをさせていただき、
加えて、羽毛布団など寝具のご相談でもご縁をいただいたお客様だった。
それから年月が経ち、京都と他府県との二拠点のスタイルに変わられた中で、
京都のお宅でお使いになる羽毛布団をお選びに、
わざわざ当店まで足を運んでくださったのだ。
さらに枕やパジャマ、ウェアなども合わせてお求めくださり、
最後に「来てよかった」と言っていただけた瞬間は、胸がいっぱいになった。
百貨店も含め、選択肢はいくらでもある時代。
その中で思い出していただき、また訪ねていただけたことは、
商いを続けてきた者として何よりの喜びであり、励みだ。
この再会を通じて、改めて感じたことがある。
それは、私たちの仕事は「商品をお渡しして終わり」ではなく、
暮らしと眠りに寄り添う関係を、時間をかけて育てていくことなのだということ。
寝具は、毎日の体調や気分に影響する生活のための道具。
季節が変われば悩みも変わり、年齢を重ねれば求める心地よさも変わっていく。
だからこそ、必要なときに思い出していただける存在でありたい。
ふとした折に相談していただける店でありたい。そう強く思った。
そして、久しぶりにお会いできたその一日が、
これからの私たちの姿勢を整えてくれたのは事実だ。
これからも、お一人おひとりのお客様の毎日の眠りが少しでも良くなるように。
丁寧に、誠実に、積み重ねていきたい。
大東寝具工業 大東利幸












